みなさんごきげんよう。野球大好きHIDEZOです。
今日はみんな大好き日本の速球王、佐々木朗希投手のトレーニングについてHIDEZO解説をしていきたいと思います。
佐々木投手は細身なのになぜあんな速い球を投げられるのか?
どんな考え、トレーニングでそれを実現しているのか?
そんなことを書いていきたいと思います。
佐々木は160キロを超える剛速球を投げ、さらにすばらしい制球力があるピッチャー。速くてコントロールがいいのです。
コントロールがいから四球に苦しむことはまずありません。打者を支配する能力が高いのです。その秘密を探りましょう。
佐々木朗希はウエイトトレーニングが嫌い
メジャーにありがちな剛腕投手と自分は違う。自分は球が速いだけの投手ではない。筋トレをやりすぎて自分の長所である全身のバランスが崩れるのを嫌っています。そこには佐々木投手の美学が詰まっています。しかし年間通じてローテを守る体力や筋力も必要です。それをうまく育てているのが佐々木投手とトレーナーが考えていることなのです。
ロッテ首脳陣は当初、佐々木にもっと強い筋肉、タフなカラダになって欲しいから筋トレをやって欲しいと考えたのですが、佐々木は「ムキムキになってもストライク入らなきゃ意味ないでしょ」とか「重量挙げられなくてもボクは160km楽に投げられますから」と言い返したそうです。優しい顔して本当に負けん気が強いのです。また佐々木は潔癖症的なところもあり、美意識・美学にこだわりが強い青年なのです。
佐々木朗希投手はどんなことを考えトレーニングをしているのでしょうか?
佐々木朗希が体づくりで考えていること
①ムキムキになるのは何の意味もない。
②マシントレーニングにほとんど興味がない。
③(みせかけの)筋肥大にはもっと興味がない。
④投球に必要なしなやかな肉体をバランスよく作りたい。
佐々木投手の投球を観察すると投球フォームに力みがなく、軽く投げてスピードを出しているように見えます。とくに腕にはほとんど力感がなく、びゅんと振っているだけのようです。
大谷翔平選手と比べて筋力は少なく体重も20kg以上軽いと思います。パワーを感じないのにさらっと投げて速い感じです。
全身の連動性、関節可動域が広く、加速力を生む体の使い方がベストバランスなんでしょうね。
佐々木朗希がやっているトレーニング
①自重トレーニングとストレッチ
②下半身の強化
③体幹の強化
④筋膜ケア、多関節運動連動性のケア
佐々木投手のトレーニングはYoutubeに上がっています。
どうぞそちらをご覧ください。
彼がほとんどマシンを使わない自重トレーニングをしていることがわかります。
佐々木朗希トレーニングのHIDEZO分析
ピッチングで重要なことは「自分の肉体を自由自在に繊細に扱うこと」であり、「それを邪魔する筋肉は一切要らない」と考えていると思います。
彼は大谷翔平、佐々木主浩(大魔神)や松坂大輔のようなパワーピッチャーではありません。
タイプとしては前田健太投手のような関節や筋膜の柔軟性がある肉体を目指しているように思います。またオリックスの山本由伸投手も体の使い方がうまい選手です。アプローチは違います、朗希投手同様に筋肉重視型ではないでしょう。
さてバスケの神様、マイケルジョーダンも体幹を鍛えることに心血を注いぎました。参考になる考え方なので書いておきます。
動きながら、走り、投げる、バランスを崩されながらシュートするには体幹が強靭であるべきです。腕や脚の筋肉は根元に行くほど強く太く、先端(指先)に行くほど細くしなやかに動かしたい。微妙な制御の邪魔になるから先端の重さはいらないという考え方です。MJの繊細な肘、手首の使い方を見れば彼のシュート成功率の高さがわかります。佐々木朗希投手もMJと同じように考えていると推測します。
次に持久力について考えましょう。先発投手は100~120球を投げ切る持久力(スタミナ)が必要です。
ストッパー(救世主)に多い体重が重いパワーピッチャー。
彼らはスタミナは要らない。は30球程度の短期集中、スプリンターで良いのです。
100球投げ切るには陸上競技の1500m、3000mの選手のような心肺機能も欲しくなる。瞬発力と持久力の両立が必要なのです。野球でスタミナを求められるのは先発投手だけなのですから。
さて先日、大谷翔平選手が両足の痙攣で途中交代しました。
大谷選手は驚異的なスタミナとパワーでほぼ全試合に出場しています。しかしその大谷選手も100kgを超える肉体で投打にフル回転すればスタミナ切れを起こします。もしパワーヒッターではなく、イチローのようなコンタクト型で体重90kg程度で二刀流をやればもっとカラダは楽だと思います。
それを考えると佐々木朗希選手の細身の体形は先発投手には有利だと思います。佐々木投手の益々の活躍を期待しています。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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