中西2世、巨人ドラフト1位、低身長の星、浅野翔吾選手

野球ファンのみなさんごきげんよう。HIDEZOです。

2022年のドラフトでは高松商の浅野翔吾選手が巨人から一位指名を受けました。「171cmと小柄な自分でも、少年たちに夢を与えたい」と語っていましたね。爽やかな笑顔がかわいらしい野球小僧。応援したくなりますよね。今日は小柄な浅野選手が活躍できるのかを考えてみたいと思います。

平均身長から考える小柄選手の定義

MLBの平均身長は187cm、JPBの平均身長は181cmですから、現代野球では175cm以下はとても小柄な部類に入ると思います。

例えば、エンゼルス大谷翔平選手(193)、ヤンキース松井秀喜選手(188)、今年の三冠王アーロン・ジャッジ(201)や奪三振王ランディ・ジョンソン(208)ですからね。

大型プレイヤーの活躍は我々一般人のボディサイズからするとまるで宇宙人。ビッグユニット過ぎて親近感がわかないのも事実ですよね。

浅野翔吾選手について

まず初めに浅野翔吾選手の体格(171cm、86kg)と高校時代までの実績をみてみましょう。Wikipediaから抜粋引用しますね。

高松市立屋島小学校3年生の時に野球を始め、高松市立屋島中学校では軟式野球部に所属。3年時にU-15アジア野球選手権大会の日本代表に選出された。県立高松商業高等学校に進学し、1年夏からレギュラーに定着。2年夏の甲子園に出場し、ベスト16に進出。智弁和歌山との3回戦で本塁打を放った。同年秋から主将に就任し、冬には苦手としていた変化球対策のため、長尾健司監督の提案でスイッチヒッターに転向。新たに習得した左打席で放った本塁打は、指導に訪れたイチローからも絶賛された。3年夏の甲子園に出場し、1番打者として打率.700、3本塁打の活躍でベスト8進出に貢献。佐久長聖との初戦(2回戦)で2本塁打を記録し、清原和博の高校通算本塁打(64本)を上回った。近江との準々決勝でも本塁打を放ち、高校通算67本塁打を記録した。同大会は全て右打席で臨んだ。大会後、WBSC U-18ワールドカップの日本代表に選出され、メキシコ戦で高校通算68号本塁打を記録した。2022年9月8日、プロ志望届を提出し、ドラフト会議において読売ジャイアンツと阪神タイガースから1巡目指名を受けた。抽選の末、巨人が交渉権を獲得した

浅野選手は高校時代に68本のホームランを打っているそうですが、高松商の監督によれば「コロナ禍の影響で試合数が少なかった。もしコロナが無ければ100本は打っていたであろう」と語っています。ちなみに手動ストップウォッチ計測で50m5秒9だそうです!脚が速い!

なかなか器用なところもあり投手以外はすべて守れるらしい噂です。

さて、浅野選手は中学時代に地元香川市民から熱い応援やサポートを受けていたので、大阪や東京の強豪校のスカウトを蹴って、地元の高松商に進学しました。ファンを大切にする感謝を忘れない素晴らしい男です。きっと大谷翔平選手のように誰からも愛される名選手になるに違いありません。

HIDEZOの亡き父親が香川県出身で西鉄ライオンズファンということもあって、浅野選手を中西太と重ねてしまうのです。

浅野選手が似ている小柄な名選手たち

まず同タイプとしてあげたいのが元巨人の仁志敏久(171)選手、谷佳知選手(173)、

ヤクルトからメジャーへ行った岩村明憲選手(175)です。

フルスイングの魅力からすると小笠原道大選手(175)といったところでしょうか?

いずれも馬力があってスイングスピードが速い選手たち。みな守備もうまかったですね。

最近ではオリックスの主砲である吉田尚正選手(173)、メジャーからヤクルトに復帰した青木宣親選手(175)も体形や動きが似ていると思います。

MLBでは、アストロズのアルトゥーベ(168)でしょう。なんとシーズン31本のホームランを打つんですよ。小さいのに大男たちに負けていません。本当にすごいですね。

浅野選手はコンパクトなのにスイングが速いタイプです。おそらく背筋力が強いのでしょう。そんなに強振しなくてもヘッドが走る体幹の強さを持っていると思います。

往年の名プレイヤーは小柄選手が目白押し

まず三冠王の三人。868本塁打、本塁打王15回、打点王13回、首位打者5回、三冠王2回の王貞治選手(177)。657本塁打、本塁打王9回、打点王7回などの野村克也選手(175)、本塁打510本、3回の三冠王、落合博満選手(178)この3人は別格です。

567本の歴代3位の本塁打数を誇る門田博光選手(170)、小さな首位打者の若松勉選手(168)、野球は身長じゃないことがわかりますよね。

さらに付け加えるならば、メジャーでも活躍したスイッチヒッター次期西武の監督になる日米で2705安打の松尾稼頭央選手(177)、2480安打で487二塁打記録を持つ現中日監督の立浪和義選手(173)です。ふたりとも遊撃手ですが抜群に上手かったです。とくに立浪はPL学園を卒業して即レギュラーで通用した天才です。

どうでしょうか?

これらの選手の体格を考えると浅野翔吾選手の活躍が期待できると思いませんか?

注目したいレジェンド中西太

中西太選手は西鉄ライオンズの4番打者でした。

1950~60年代に活躍した野武士集団、西鉄ライオンズの中心選手です。中西選手は香川県の出身で、浅野選手と同郷です。小さな強打者という点、人格者という点でも共通しています。

中西選手は打撃の神が宿った男でこんな逸話があります。

場外ホームランが福岡城址まで飛んで推定180~190m。

ピッチャーライナーを飛びつこうとしたらそのままぐんぐん伸びてバックスクリーン直撃のホームランだったとか。マンガの世界です!!

現役時代はもとより打撃指導者としても抜群の才能があり、若松勉、掛布雅之、ラルフ・ブライアント、宮本慎也、岩村明憲らを育てたそうなんです。

浅野選手にぜひ中西二世になって欲しいと思う理由をWikipediaから抜粋引用してみましょう。

(中西は)2年目の1953年に四番打者に座り、トリプルスリー(打率.314、36本塁打、36盗塁)を史上最年少で達成。同年から6年連続でベストナインに選出される。また、36本塁打は2021年現在も2019年の村上宗隆と並び高卒2年以内の選手の最多本塁打記録であり、86打点も村上が抜くまで高卒2年目以内の選手の最多記録だった。その後も1958年まで毎年の様に三冠王に近い成績を残し、1956年はパシフィック・リーグMVPを受賞。1953年から1956年にかけては4年連続で本塁打王を獲得。1953年は大映(30本)と近鉄(31本)、1954年は近鉄(27本)のチーム本塁打を個人で上回っていた。

いかがでしょうか? 中西選手が超人だったことがお判りいただけたでしょうか?

浅野選手、君ならできると思います!目指せ中西太二世!!

バスケに見る小柄の名選手

バスケットボールプレイヤーでは180cm以下は小柄とみられます。NBAでは195cmクラスの司令塔は珍しくありま,ん。NBAでは200cmが普通、長身は210以上のスーパー空中戦です。

そんな大男たちの中で、例えば、シクサーズのアレン・アイバーソン(183)、ピストンズのアイザイア・トーマス(175)、ニックスのネイト・ロビンソン(175)、田臥裕太(173)、富樫祐樹(167)などです。野球よりも身長がモノを言うバスケでも170cmそこそこの選手が大活躍しています。ちなみにアイバーソンはNBAで得点王、MVPになった最も小柄な選手です。ほんとうに驚きですね。

まとめ 小柄でも全く心配ない

一般的に、身長が大きくものをいうバスケットボールでさえ、アイバーソンが得点王になっています。野球は身長が有利なのは圧倒的にピッチャーであり、その他のポジションでは身長が活躍の絶対条件ではありません。例えばオリックスで2年連続投手五冠の山本由伸選手は178cmしかありません。もっと大柄な投手は山ほどいるにもかかわらず、山本投手は無双状態なんです。

結論として浅野翔吾選手の素質と人間性から考えれば、野球の神が宿ると思うのです。きっと3年以内にレギュラー定着するのではないでしょうか。浅野選手が活躍するようぜひみんなで応援しましょう!

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