野球選手のケガの種類 筋肉、腰痛の話 ~筋膜(アナトミートレイン)の話

みなさんごきげんよう野球大好きHIDEZOです。

私、年末にギックリ腰になってしまいました。

1年ぶりの再発でもう痛くてたまりません。

日ごろからHIDEZOは筋トレ、ストレッチなどセルフケアを欠かさないのですが時々ぶっ壊れます。

そんなわけで、今日は野球選手の筋肉(とその損傷)について書きたいと思います。

野球選手のケガの種類、筋肉・筋膜の損傷について

野球というスポーツはセットプレーの連続。瞬発力が要求されるスポーツです。

先発投手にはスタミナが必要ですがそれ以外のポジションは瞬発系の運動です。

バスケットボールやサッカーのように走り続ける必要はありません。

投手の関節系故障は肩肘に集中します。

また硬式球による打撲、接触プレーによる打撲捻挫、裂傷などがあります。

それ以外の故障で注目すべきは「筋肉、筋膜の損傷」です。なぜなら投手、野手、打者、すべてのプレイヤーは全身の筋肉を連動させる筋膜を激しく使っているからです。

今回は「筋肉、筋膜」の話を書いていきたいと思います。

筋膜のはたらきは野球の瞬発力に必須

速い球を投げる、遠投をする、強い打球を打つ、ホームランを打つ。

ダッシュして捕球する。盗塁をする。

これらの動作はすべて体幹を素早く捻り戻すことができる強い体幹が必要。その体幹を軸にして四肢を高速に振ることでこそ高度なプレーが可能になるのです。

それを可能にさせているのが全身の筋肉の連動させる筋膜の働きです。筋膜は全身をウエットスーツのように覆っています。

野球選手の動きはしなやかで強い筋膜の働きで成り立っています。同時に筋膜を酷使してあらゆる動作をしていると言えるでしょう。

だから筋肉の緊張や炎症を防ぎ、筋膜の良いコンディションを維持することが大切です。

野球選手の腰痛事例 イチローのぎっくり腰

セルフケアの達人、ケガと無縁のイチロー氏のギックリ腰の話を聞いて驚きました。

以下、インタビューを抜粋引用します。

-トレーニング強度を現役時と比べるとどうか?

イチロー氏 現役のシーズン中は先々のことを考えて動くから自分の体を追い込むことができなかった。(しかし引退後は明日を考えなくてよいから)それができてしまう。今は現役の時よりキツイ。(限界を超えると)どうなるのか見てみたいという考え方で毎日、動いている。

-ケガのリスクは?

イチロー氏 ケガのリスクは常にある。

現役ではケガする限界まで追い込むことはできない。

(熱中症とギックリ腰の話をしましょう)

私は日本の夏を19年間経験していなかった。

そんなに暑いのかなあって、熱中症、熱中症…(自分には縁が無かったから)

ある8月半ばのこと。1日何もしない日があり、夕食を食べ飲んで軽く酔っている状態。1日何もしないのも気持ち悪いなって。その状態で皇居に走りに行った。

そしたら、しばらくして、ものすごい量の汗が出てきた。

太ももの表がものすごく緊張してきた。コレはよくないサイン。そうこうしていると腰に来て背中に来て、肩が上がりだして、コレは完全にダメな状態。

それでも続けてきたら、今度は指が固まりだした。つまり、脱水症状。

翌日、野球の練習を軽めに始めたんですけど、ジョギングして、軽く打って、

キャッチボールしたときに動かなくなってしまった。

背中から腰にかけて、固まって痛くて動けない、初めてのぎっくり腰です。

ハンドソープを1プッシュもできない。何かに支えられていないと。

どうしようもない状態で動けるまでに10日弱だった。

セルフマネジメントの天才イチローでも限界を超えたり、カラダを酷使し、ケアを怠れば熱中症にもなるし、ぎっくり腰にもなるのです。強靭なアスリートでも筋膜を痛めることがあるし、日々ケアすることが重要だと気づかされました。

野球の運動に必要な筋膜(アナトミートレイン)のしくみを理解しよう

アナトミートレインとは筋膜の7つのラインのことです。中でも基本の4ラインが重要。

ここでは詳しく書きません。

わかりやすいサイトのリンクを貼っておきます。

興味のある方はご覧ください。

参考情報

【3大原理】まずは知っておきたいアナトミートレインの3大原理:The three principle of Anatomy Train | ストレッチのチカラ (tomy-blog13.com)

【主要ラインPart①】必見!アナトミートレインの基本4ライン(Basics of Anatomy Train 4 lines) | ストレッチのチカラ (tomy-blog13.com)

【スパイラルライン】体全体を束ね込む「スパイラルライン」の位置と役割:Anatomy Train Spiral Line | ストレッチのチカラ (tomy-blog13.com)

筋膜炎の原因と結果 HIDEZOのぎっくり腰

HIDEZOは薪割りが趣味で、日ごろから鉄棒(懸垂、ディップス)で瞬発系、自転車で自給系の鍛錬をしています。

薪割り運動は、野球のオーバースローの動作に近く、強靭なバックラインを軸に体幹を捻り高速で斧を振り下ろす旋回運動です。バットは横振りですが、斧は縦振りという違いがあります。薪割りに似たタイヤのハンマー打ちは打撃力向上の有効なトレーニングです。

斧やハンマーのヘッドは重さが3~4kgあります。野球のバットは全体で約900gですから、斧を振る動作は打撃の基礎筋トレとなりうるものです。

今回の私の失敗を振り返りましょう。

サイクリング30分後、汗をかき、冷えた体で公園で懸垂を45回(15回×3セット)。

それから30分のサイクリングで帰宅。帰宅後また懸垂を30回、ブリッジにアブローラーを次々と。筋肉酷使、冷やし、筋膜酷使の繰り返し。

バックラインとスパイラルラインが悲鳴を上げたと考えています。

先ほどのイチロー氏の熱中症&ぎっくり腰の発生メカニズムに似ています。大量の発汗からの冷え、筋膜の硬直化からの激しい運動。これでとどめを刺したわけです。

野球、サッカー、バスケットボールなどさまざまなスポーツを楽しむみなさん、

どうか筋膜ケアの習慣を身に着けて安全にスポーツを楽しんでくださいね。

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