みなさん、ごきげんよう。野球大好きHIDEZOです。
今回と次回はちょっと視点を変えて筋トレの話をしたいと思います。
前回、山本由伸選手のBCトレーニングについて書いてみました。要約すると「自分の身体を意のままに動かせる状態が最適」「そのために必要な筋肉、関節のコンディションを作る」というような内容でした。それはウエイトトレーニング、マシントレーニングは本当に有効なんですかという問題提起でもありました。
野球の動作に必要な筋肉
野球はボール、グラブ、バットを使う球技です。
投げる、取る、打つ競技です。そして短距離を走る要素が必要です。不要な動作は蹴り動作でしょう。ジャンプの要素は多少ありますが、バスケやバレーボールほど重要ではありません。
野球選手が最も必要な動作は瞬発力、爆発力であり、正確にボールを投げたり、高速に動くボールに反応する能力です。
そのすべてに共通して必要なのが、強靭でしなやかな脚力であり、爆発力のある背筋を中心とした体幹の強さでしょう。
野球の動作のほとんどに体幹を捻り戻す動作があります。肩肘手首を絶妙に連動させる能力も求められます。
すべての動作は多関節運動で、単関節運動はありません。
単関節トレーニングは野球の動作には無意味
ボディビルダーは単関節トレーニングで筋肉をパーツごとに鍛えます。筋肥大の効率だけを追求するので、鍛える筋肉以外を使わないようにロックします。
例えばベンチプレス。背中をベンチに押し付けて脊柱起立筋をまったく使わずにバーベルを上げます。
大胸筋や上腕三頭筋を狙ってそれだけを大きく育てようとします。
ボディビルダーの運動はポーズを取るだけですから、体幹と手足を連動させる必要が全くありません。
ボールを遠くに投げたり、早く投げる必要がありません。
だからボディビルダーは背筋力が300kgでも120km/h程度のがボールをしか投げられないでしょう。
筋肉が連動しないし関節が連動しないので体幹を捻り戻して腕を早く振ることができないからです。野球の動作にベンチプレス、ダンベルカールのような動きは全く意味がないのです。
多関節トレーニングで野球の動作に必要な筋肉を作ろう
以下のトレーニングがおすすめです・
①階段坂道ダッシュ、階段上り下り
強靭な下半身、スタミナの要請。平地を走る5倍の効率で下半身と心肺機能を鍛えられる。
大股で階段を上ると股関節ストレッチが行われ、連続フロントランジのような効果がある。
下半身の瞬発力が養われます。
②懸垂、綱のぼり、某のぼり
脊柱起立筋を中心に背筋群全体の強化ができます。
投げる、打つに必要な軸回転の中心を強化できます。
球速アップ、打球の飛距離アップなどの効果があります。
左右のバランスを整える効果があります。
握力強化が期待できます。
③ディップス、逆上がりなどの鉄棒
大胸筋の強化ができます。背筋と大胸筋は拮抗筋なので
身体の全面もバランスよく鍛えましょう。
④ブリッジ、腹筋ローラー
腹筋群を鍛えると腰痛防止になります。
姿勢維持に腹筋のコルセットは重要です。
シットアップを500回やるより、腹筋ローラーを20回やった方が有効です。
ブリッジは体幹の強化とストレッチが同時にできる優れものです。
自宅や公園でできる自重トレーニングは多関節トレーニングの優等生です。
すべての野球愛好家におすすめしたいトレーニングです。
最後までお読みいただきどうもありがとbaseball
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