MAJORLEAGUEみなさんごきげんよう。野球大好きHIDEZOです。
今日はメジャーリーグの年金制度について書いてみたいと思います。
日本のプロスポーツでは一般社会でいうところ労働組合に相当する選手会が弱いので、年金制度がありません。昔はあったのですが財源が破綻して廃止されてしまいました。
多くのプロスポーツ選手は引退と同時に収入がなくなります。監督コーチ、球団職員、解説者などで稼ぐか、タレントCM契約、YOUTUBERなどで稼ぐしかありません。
しかしメジャーリーグにはとても手厚い年金制度があるのです。
メジャーの年金制度、受給条件、受給額を見ていきましょう。
また日本人メジャーリーガーがいくら受給する権利があるのか調べてみましょう。
メジャーリーグの年金制度について
メジャーの年金は終身年金制度です。満額受給資格があれば年間20万ドルももらえるのです。1ドル=120円として年間約2400万円が受給されます。毎月12回均等で支給されます。受給開始年齢は62歳。終身年金なのでその選手が死ぬまで支払われるシステムです。繰り上げで受給する場合トータル受給額は少なくなります。また受給者の生死にかかわらず、給付開始から10年間年金を受け取る「10年確定年金」もあるそうです。
メジャーリーガーの受給条件は何年?
10年以上メジャー在籍した選手は年金が100%支給され、1年欠けるごとに10%減額されます。1ドル=120円とすれば、満額支給の場合、2400万円が毎年支給されます。
また最低5シーズンのメジャー選手としての活動がなければ受給資格を得られません。3A以下のマイナー選手は何年活動しても年金は支払われません。メジャー登録は1チーム40名の狭き門です。したがって10年間メジャーリーガーとは超一流選手ですね。
つまり5年以上メジャーリーガでなければ年金はももらえません。
日本人メジャーリーガーの年金受給資格者と年金額一覧
それでは日本人メジャーリーガーの年金受給資格者を見てみましょう。
10年:100%(2,400万円)野茂英雄(12)・イチロー(19)・松井秀喜(10)
大家友和(10)・ダルビッシュ有(11)
9年: 90%(2,160万円)上原浩治・田沢純一・長谷川滋利
8年: 80%(1,920万円)松坂大輔・田口壮
7年: 70%(1,680万円)黒田博樹・松井稼頭央・斉藤隆・岩隈久志・田中将大
6年: 60%(1,440万円)岡島秀樹・青木宣親
5年: 50%(1,200万円)福留孝介・川崎宗則
10年満額は5名しかいないんですね。イチローの19年は別格ですね。
残念ながら、佐々木主浩、和田毅、高橋尚成、城島健司は4年でした。
現在のメジャーリーガーでは菊池雄星選手が2023年に5年目のシーズンを迎えますね。
私たちの厚生年金の受給額はいいところ年間250万円程度ですから、メジャーリーガーの1か月分ぐらいにしかなりません。個人年金などの備えをしないと老後の生活が心配ですよね。まあ、一生仕事するしかないのかなぁ。
メジャーリーガーの年金繰り上げ受給はどうなる?
満額の選手がもし繰り上げ受給をする場合、年間受給額は以下のようになります。
・45歳から受給開始:約 860万円(36%)
・50歳から受給開始:約1200万円(50%)
・55歳から受給開始:約1440万円(60%)
私たちの年金も繰り上げ受給ができますが早くても60歳からですよね。メジャーリーガーは45歳から年金が受け取れるなんてFIREできてうらやましいですね。
メジャーリーガーの年金 まとめ
日本プロ野球の年金制度は破綻して、現在は無年金です。選手は個人事業主なので国民年金です。しかしメジャーリーガーの年金は狭き門とはいえ有資格者にはかなり手厚い年金制度になっています。満額資格者が60歳から80歳まで20年間受給した場合、400万ドル(4億8000万円)の年金をもらえることになります。すごい額ですね。
日本人選手がメジャーリーグ(MLB)を目指したくなる理由がわかりますよね。
今日はメジャーリーガーの年金の話でした。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
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