山本由伸のBCトレーニングがすごい! WBC、侍ジャパンのエース

みなさん、ごきげんよう。野球大好きHIDEZOです。

今日は侍ジャパンの小さな大投手山本由伸選手のBCトレーニング、身体能力ががすごいって話を書きます。

WBC侍ジャパンのエース、山本由伸は小柄だ

まずちょっとこの比較をを見てほしい。

選手名    年齢   身長    体重    最高球速

山本由伸   24歳 178cm(94)   80kg(87)  159km(97)

佐々木朗希  21歳 190cm(100) 92kg(100) 164km(100)

ダルビッシュ 36歳 196cm(103) 99kg(108) 156km(95)

大谷翔平   28歳 193cm(102) 95kg(103) 164km(100)

佐々木朗希を100として比較するとわかりやすい。( )を参照ください。

佐々木と大谷は身長体重がほぼ同じで球速も同じ。

ダルビッシュは技巧派なので球速控えめ。

山本は身長が6%低く、体重は13%も軽いにもかかわらず球速は3%しか違わない。

しかも山本の投げ方はリリースポイントが早く、軽く投げているように感じます。

なぜ小柄な山本由伸は2m級の投手とそん色ない強いボールを投げることが可能なのだろう。

その秘密がBCトレーニングにありそうだ。

WBCのエース山本由伸のBCトレーニング。ウエイトトレーニングは一切やらない

山本は都城高1年の4月に柔道整復師の矢田修氏と出会う。

矢田氏が考案したBCエクササイズはインナーマッスルに働きかけていく。

正しく立てない→正しく歩けない→正しく走れない→投げれない

正しく立つには、正しい呼吸と集中が大切。

陸上競技の専門家によれば正しい走りができている選手はほとんどいないそうだ。野球選手の多くは自分の感覚だけでプレーして、身体をどう使えば効果的に力を発揮できるかを学んでいないのだ。

矢田氏は「身体知」、つまり自分の身体の声に耳を傾け、どうすればより良く動けるようになるかを探っていくトレーニングだという。

BCエクササイズは、「5B」と言われるメニューが根幹を成す。ブレス(Breath)、バー(Bar)、ボウル(Bowl)、ボード(Board)、ブリッジ(Bridge)で、その頭文字から来ている。5Bの組み合わせや派生を含めると、300種類以上になるという。

BCトレーニングでは軽い器具を使って体幹を整えたり、インナーマッスルをしなやかに使ったり、捻り戻しの動作で常に体幹の強度を意識して、四肢を思い通りに操ることが可能になるという。しかも山本選手の筋肉はウエイトを全くやらないのにどんどん強く大きくなっているというのです。

WBC侍ジャパンのエース山本投手のリリースポイント

山本投手のリリースが早くてそっけなく見えることについて自ら語っています。

投球の常識では「なるべくリリースポイントを遅らせることで球に力が込められる」と言われている。

しかし山本は逆だという。

右肩と左肩が入れ替わって背中で腕を押すのだから、ボクのリリースポイントは早いですよと。イメージは右耳のあたりですかね。

従来の投球理論を覆すような投げ方だ。

HIDEZOは思った。一般的な投手は肩肘に重い負荷をかけて消耗させて球を投げている。

しかし山本由伸は違う。肩肘をなるべく痛めないように強靭な背筋群のパワーを最大限使って腕力に頼らない投げ方をしているのではないか。

腕、手指の機能はスピンの量の制御、点を狙うコントロールに費やすべきであるというパラダイムシフトだと思った。

だから山本投手は投球回数が多く、奪三振率も高い、力のあるボールを投げ続けてもパワーが落ちない。身長は180に満たない。プロ野球選手としては低身長で小柄な方だ。なのになぜ?

なぜなら、疲労すべき腕(肩&肘)が楽ちんだから。

WBCで山本由伸の投球を見たら世界が度肝を抜かれるだろう。

大柄なダルビッシュ有、大谷翔平、佐々木朗希ではなく小柄な山本由伸がスゲーって唸るに違いない。彼の投球にぜひ注目していただきたい。

中高生の投手たちへ

少年野球や中高生のみなさんにお伝えしたい。山本投手の投げ方だけをマネするのは良くないです。彼がやっているトレーニング、筋肉や筋膜、関節の使い方、体の柔軟性を生かした全身の連動メカニズムをよく理解た上で、ちゃんと練習をして身体の使い方をマネすることをおすすめします。

それが「身体知」(自分の身体に耳を傾ける)ということなのですから。

いつも最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。

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